虻の羽音

一寸の虫にも五分の魂

FF14を語る

こんにちは、虻です。

今回は少しゲームの紹介のようなことをしてみようと思います。駄文になりそうな予感MAXですがお付き合い頂けると幸いです。

 

今回紹介したいゲームはFINAL FANTASY 14』です。はい、さっそく取っつきにくいゲームですね、分かります。ネトゲです。MMORPGです。

最近だと、NHKの全ファイナルファンタジー総選挙キャラクター部門でクラウド、ユウナ、エアリス、ビビ、ジタンといった錚々たる顔ぶれに並んで第6位に、FF14:エメトセルク』がランクインし、「いやこのおっさん誰やねん」と話題になりました。

彼の名誉の為に言っておくと、ポケモン人気投票のコイルとかレベルファイブ総選挙の飛行機とかと違って14界隈ではガチの人気キャラです。

FF14プレイヤーのブログを原作にした『光のお父さん』はドラマ・映画にもなりました。

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エメトセルクさん。別に主人公でもヒロインでもありません。

FF14は国内屈指の人気を誇るスクエニRPGFINAL FANTASYのナンバリング14作目(10-2とか13-2とか飛ばして)。FFシリーズは大抵一人向けRPGですが、この14(とFF11)は異例のネトゲなんですね。オンラインで他の人とリアルタイムで協力しながら進める系。

そのため、他と勝手が違い、敷居が高そうな雰囲気がありますので、FFファンでも14は触ったことないよ!って方も多いと思います。今回はそんな方々にFF14がどういうゲームでどんなところがおすすめかを語りたいと思います。

 

FF14って何?

FF14は2013年から続いているMMORPG。7年目となる現在でもアップデートが続いており、多くのアクティブユーザーを抱える老舗ネトゲです。ストーリーも続いていて、まだまだ終わらないということが明言されています。

実は2013年から続く現行版は『新生FF14』という位置づけで、2010年から2012年まで『旧式FF14』も存在したんですね。旧式は多くの不備を抱えていてサービス終了、運営体制やグラフィックなど一新して新生しました。

 

FF14はストーリーの良さに定評があり、大きく分けて現在では4部に分かれてストーリーが展開しています。

 

新生エオルゼア編(パッチ2.X)

蒼天のイシュガルド編(3.X)

紅蓮の解放者編(4.X)

漆黒の反逆者編(5.X)

 

各ストーリーは連続しており、基本的には新生→蒼天→紅蓮→漆黒の順に進める必要があります。各章それぞれ一つのゲーム分のボリュームがありますので、ストーリーを追うだけでもかなりの時間遊ぶことができますね。

 

ネトゲは大抵PC向けってイメージの方も多いと思うのですが、本作はPS4にも対応していて、僕のようにゲーミングPCなんて持ってないよ!という方も問題なくプレイできます。

 

②料金システム

ネトゲ馴れしてるとそうでもないのかもしれませんが、僕はこの辺が難解で最初困りました。

このゲームをプレイするのに必要な料金は、本体料金+月額料金です。各料金について詳しく見ていきます。

 

まずゲーム本体を買おうとすると『フリートライアル』、『スターターパック』、『コンプリートパック』、『漆黒の反逆者』とたくさん見つかると思います。

 

簡単にまとめておくと、

フリートライアル:新生蒼天 月額料金もなしで無料で遊べるが、機能に制限あり。

スターター:新生蒼天 2420円。最初の30日のみ月額料金無料で機能に制限なし。

コンプリート:新生蒼天紅蓮、漆黒 6380円。30日月額料金無料、機能制限なし。

漆黒の反逆者:紅蓮、漆黒 4620円。既に本体持ってる人用の拡張パッケージ。

 

ここに月額料金が加算される形です。月額料金にもエントリー(1408円)とスタンダード(1628円)とありますが、どっちでも良いと思います。スタンダードはサブアカウント作りたい人向けです。

 

FF14のゲームシステム

ネトゲと聞いてまず敷居高いなあと感じるのがここだと思います。ネトゲと言えば、大人数でパーティを組まないといけない、行動ミスったら怒られる、友達がいないとできない、知らない人に絡まれるetc…など不安があると思います。

杞憂です。そういう側面が無い、とは言い切れませんが、それは最前線の高難易度コンテンツの話。ストーリーを進める上でどこぞのギルド(FF14ではフリーカンパニーと呼びます)に所属したり誰かと固定PTを組む必要は皆無です。

このゲーム、ストーリーに関してはほぼソロで進めることになります。NPCからクエストを受注し、お使いをして報告する。この繰り返しでストーリーは進んでいきます。パーティを組んでいても強制的に解散させられて一人でボス戦なんてこともよくあること。フリートライアルではそもそもパーティ組めません。それで蒼天までできてしまうのです。

 

しかし、例外としてストーリーやサブクエストの道中で『インスタンスダンジョン(ID)』や『討滅戦(いわゆるレイドバトル)』をさせられることがあり、この時だけは4~8人のパーティを組まなくてはなりません。

一緒にやるフレンドがいなくても、ゲーム側が勝手に要件メンバーを集めてくれるシステム、コンテンツファインダーがあるので問題ありません。集められたメンバーはどうせ一期一会、気楽にやりましょう。ギミックとかは先に調べといた方が上級者様に絡まれずに済むかも。

 

戦闘システムはFF12の延長みたいな感じ。敵の範囲攻撃を避けながらコマンドを入力して戦闘を行います。基本的にはスキルの待機時間が終わり次第撃ち込んで行くので、作業感が出やすいですが、ボス戦ではギミック処理をしないと即死する場面も多く登場し、緊張感あるバトルが楽しめます。

 

プレイヤーは一つの職業(ジョブ)を選びます。ジョブには役割(ロール)があり、大きく分けるとDPSタンクヒーラー。ダンジョンや討滅戦では、基本的に決められた役割配分でパーティが組まれます。DPSはとにかくダメージを叩きだし、タンクは敵のヘイトを集めて仲間を守り、ヒーラーは仲間の回復をして戦線を維持する。基本にして王道のロール制バトルを楽しめるところもFF14の醍醐味です。

 

④ここが楽しいFF14

・主人公はあなた自身、自由自在のキャラメイク

昨今のFFシリーズはクラウドティーダのような魅力的な主人公がいます。いわば、プレイヤーは彼ら主人公が紡ぐ物語を見届ける神の視点に立っています。しかしFF14の主人公はそうではなく、エオルゼアの大地に降り立ったあなた自身です。

プレイヤー自身の判断で戦闘スタイル、出で立ちを決めることができます。

勿論自身の分身となるキャラクターの容姿は細かく調整することができます。別に現実世界の自分が冴えない野郎でもエオルゼアでは猫耳銀髪巫女剣士になることもできるのです(経験談)。装備の見た目も自由に変えることができるのでキャラメイクは無限です。実際街には幼女からイケメン、妙齢のお姉さんに半裸のおっさんと色んな人がいます。自身の理想を投影するもネタに振り切るもあなた次第です。

僕の友人はネタに特化しすぎた結果、新生編のラストのカッコいいシーンで残念なことになり、蒼天になると美少女になっていました。

 

キャラメイクは姿形だけではありません。やはりジョブは大きな評価ポイントだと思います。白魔とか黒魔とか暗黒騎士とかモンクとか、僕はFFのジョブシステム大好きです。キャラクターに多彩な個性を持たせることができます。最近のFF本編はあまりジョブシステムが目立たない気がします。15とか知りませんが。

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これはFF3のイメージ図ですが、大型アプデの度に種類は増えています。


しかし14はめちゃくちゃしっかりジョブシステムです。12みたいにジョブ適正ガン無視でザイテングラートでしばくゲームではありません。ジョブごとに異なるアクション、装備、ストーリーがありどれも全く別物。参考までにパッチ5.X現在のジョブをまとめておくと、

 

DPS モンク、竜騎士、忍者、侍、吟遊詩人、機工士、踊り子、黒魔道士、召喚士、赤魔道士青魔道士

タンク ナイト、戦士、暗黒騎士、ガンブレイカ

ヒーラー 白魔道士、学者、占星術

 

ジョブの名前って見ているだけでわくわくしてきませんか?FFファンなら誰しも思い入れのあるジョブってあるのではないでしょうか。

また戦闘職だけでなく、クラフター、ギャザラーといういわゆる非戦闘職があるのも特徴。物を作って他のプレイヤーに売ったり、フィールドで鉱物や植物を採取して職人に売ったり、戦闘に限らず異世界での暮らしを楽しんでいる方々もたくさんいます。

 

ネトゲと侮るな、重厚なストーリー

ネトゲだろうがFF14はFFです。ストーリーがめちゃくちゃ面白い。しかし先に言っておきます。新生編は面白くありません。盛り上がりの薄いストーリー、特に面白くもないけど広いフィールド、無意味なお使いクエストの連発で辟易してここで積んでしまう人がたくさんいるのですが、非常に勿体ない。とりあえず耐えて蒼天まで行ってください。世界が変わります。

 

しかし新生編は舞台となるエオルゼア、あるいは世界観、重要キャラクターの紹介編でもあるので辛くてもストーリーはしっかり読みましょう。ほぼ無意味なお使いとどうでもいい会話の中に少しずつ超重要な話が埋もれてる感じです。エキソンとイントロンみたいな関係です(唐突な生物トーク)。

 

蒼天編からもクエスト受注→お使い→報告の流れは変わりませんが、無意味な時間がだいぶ減ります。お使いにも意味があり、ストーリーの一部になっているのです。そしてそのストーリーが面白く、フィールドの作り込みも飛躍的に改善しています。

蒼天は仲間を集めて広い世界を探索し、ドラゴンという強大な敵に立ち向かうというRPGの王道を征くストーリー構成となっています。キャラクターもとてもイイ。エメトセルクの陰に隠れてますが、人気投票上位に入っていたオルシュファン氏は蒼天編の重要キャラです。大好き。

 

紅蓮編は……面白いとは思いますが、蒼天と漆黒という神回に挟まれた不遇回ですかね。ここもストーリーは大変重要です。

余談ですが、紅蓮編のとあるボス戦で流れるBGM、『月下彼岸花』は戦闘の演出と相まってガチの神曲だと思ってます。

他のFFシリーズの例に漏れず、14もBGMは良い物が多いですね。

www.amazon.co.jp

 

漆黒編、最新のストーリーとなる本作は本当に面白いです。ネタバレになるので何も語れないのが惜しいのですが、本当に面白い。ネトゲにしては、とかじゃなく、一つの国産RPGとして最高峰のストーリーだと思っています。エメトセルクが人気なのも納得です。

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神ゲーです。ガチの。

そもそも僕はこれ以外にMMORPGとかやったことないので普通のRPGとの比較です。それでも過去にプレイしたゲームの中でも最上位に入ってくるくらいに興奮しました。

お使いはお使いなんですけどね。

 

⑤すぐに最前線に追いつける!

何気に重要。最前線というと語弊があるかもしれませんが、ストーリーの、です。

高難易度コンテンツ?そんなの僕も怖くてできません。

FF14はストーリーを追うだけでレベルがガンガン上がるので、メインジョブ一つに絞ればレベリングとかほぼ必要ありませんサブジョブを育てるとしても、レベリング用のダンジョンが1日1回(ストーリーを進めれば4回くらいできます。時間かかるけど。)できるので割と楽。しかも、3000円リアルマネーを払えばジョブのレベルを一気に70まで上げられます(最大80)。

あまりおすすめはしませんが、リアルマネー課金でストーリーを漆黒まですっ飛ばすこともできます。

 

 

今回はFF14について紹介してみました。ただのべた褒めですが…。

まだプレイしたことの無いあなたも、新生で積んだあなたも、エオルゼアでどこまでも広がる冒険に出てみませんか?

 

今回はここまで、お付き合い頂きありがとうございました。